ASP.NET WebForms 開発環境構築ガイド

C#

ASP.NET WebFormsは、Microsoftの古典的なWebアプリケーションフレームワークであり、エンタープライズアプリケーションの開発に広く使われています。この記事では、ASP.NET WebFormsの開発環境を構築するための手順を詳しく解説します。

必要なツールのインストール

Visual Studio のインストール

ASP.NET WebFormsの開発には、MicrosoftのVisual Studioが最も一般的に使われます。以下の手順でインストールできます。

  1. Visual Studioのダウンロードページにアクセスします。
  2. 「無料ダウンロード」ボタンをクリックして、Visual Studio Community Editionをダウンロードします。
  3. ダウンロードが完了したら、インストーラを実行します。
  4. インストール時に「ASP.NETとWeb開発」ワークロードを選択します。これにより、WebFormsに必要なツールとテンプレートが含まれます。
  5. インストールが完了したら、Visual Studioを起動します。

新しいWebFormsプロジェクトの作成

Visual Studioを使って、新しいASP.NET WebFormsプロジェクトを作成する手順は以下の通りです。

  1. Visual Studioを起動し、[新しいプロジェクトの作成]をクリックします。
  2. 「テンプレート」セクションで「ASP.NET Webアプリケーション (.NET Framework)」を選択します。
  3. プロジェクトの名前と保存場所を指定し、「作成」をクリックします。
  4. 「新しいASP.NETプロジェクト」ダイアログが表示されたら、「WebForms」テンプレートを選択し、「OK」をクリックします。

WebFormsアプリケーションの基本構造

WebFormsアプリケーションは、以下の基本構造を持っています。

  • Default.aspx: 初期ページのWebFormsページ。ユーザーインターフェースを定義します。
  • Default.aspx.cs: Code-Behindファイル。ページのビジネスロジックを実装します。
  • Web.config: アプリケーションの設定ファイル。接続文字列やアプリケーション設定などを含みます。

必要なライブラリとパッケージの管理

NuGetを使って、必要なライブラリやパッケージを追加することができます。以下の手順でNuGetパッケージを管理します。

  1. Visual Studioでプロジェクトを右クリックし、「NuGetパッケージの管理」を選択します。
  2. 「ブラウズ」タブで必要なパッケージを検索し、「インストール」ボタンをクリックします。
    「AspNet.ScriptManager.jQuery」をインストールします。

※「AspNet.ScriptManager.jQuery」未インストールの場合、’jquery’は有効なスクリプト名ではありません。名前は「.js」で終わる必要がありますというエラーメッセージが表示されます。

実行結果は、次の通りです。

データベースの設定

SQLServerのインストール

  1. SQLServer(Microsoft® SQL Server® 2022 Express)をインストールします。



Management Studio (SSMS)のインストール

  1. SQL Server Management Studio (SSMS)をインストールし、データベースへ接続します。




  2. Web.configファイルに接続文字列を追加します。例:

まとめ

Visual Studio、.NET Framework、SQLServerインストールが完了しました。開発の準備は整いました。
簡単なWEBシステムの制作を行い解説を行っていきます。

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